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STEAM教育っていつからあるの?

STEAM教育っていつからあるの? | コラム

zunŌwで提供するプログラムのベースとなっている“STEAM教育”ですが、いつ頃から提唱されたものか、皆さんご存知でしょうか👀?今回のブログでは、STEAM教育の歴史や変遷、日本国内におけるSTEAM教育の現状や今後について、zunŌwスタッフ視点からお伝えしていきます!

STEAM教育って何?

そもそも、「STEAM教育」とはどういう意味なのか、という基本から見ていきましょう!

「STEAM」とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、 Arts(芸術・リベラルアーツ)、 Mathematics(数学)のそれぞれの頭文字を組み合わせた言葉です。

Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、 Arts(芸術・リベラルアーツ)、 Mathematics(数学)に、分野横断的に取り組む教育が「STEAM教育」と言われています。

STEAM教育のはじまりは?

STEAM教育が世間的に注目を浴びるようになったのは、アメリカ合衆国第44代オバマ大統領の頃と言われています。

当時のアメリカ政府の方針として、オバマ大統領がSTEAMの前身である「STEM」教育の重要性を演説内で話したことがきっかけとなり、世界的に注目が広がっていきました。「STEM」領域を高める教育こそ、将来自国の経済力や国際影響力につながると考えられ、当時のアメリカでは、「STEM」教育を国家戦略に位置づけていました。

その後、時代とともに「STEM」にArts(芸術・リベラルアーツ)を加えた「STEAM」へと変化していきました。しかしながら、「STEM」を前面に打ち出している考え方もありますし、Arts(芸術・リベラルアーツ)を含めた「STEAM」教育の方が大切という考え方もあり、すべて統合されて結論が出ているわけではありません。

 

日本における「STEAM」の変遷

日本ではようやく、教育指導要領の中で「STEAM」という概念が登場するようになってきています。2020年度から小学校の授業で「プログラミング」が必修化され、2022年度からは、高校で「情報Ⅰ」が必修科目として新設されました。

2022年度に新設された、「情報Ⅰ」の教育を受けた学年が高校3年生になるタイミングの2024年度には、大学入試共通テストにおいて「情報Ⅰ」の科目でプログラミングやアルゴリズム、ネットワークなどが出題されると予想されています。

日本では、文部科学省がまとめた今後の教育方針に関する報告書の中で、AI時代に対応するために必要な力として次の3つが紹介されています

  1. 文章や情報を正確に読み解き対話する力
  2. 科学的に試行し吟味して活用する力
  3. 価値を見つけ出す感性と力(好奇心・探究心)

さらに、この3つの力を育んでいくために、STEAM教育が必要であると文部科学省が発信しています。
参考資料:文部科学省 「令和の日本型学校教育」の構築を目指して(答申)

アメリカから10年ほど遅れて、ようやく日本国内においても、国としてSTEAM教育の重要性についての発信がありました。その後、学校や民間の学習サービスを提供する企業にもSTEAM教育が広まり、今を迎えています。

 

日本での浸透はまだこれから

2020年度に学習指導要領の改訂があり、徐々に子育て世代にもSTEAM教育は広まりつつありますが、浸透していくのはまだまだこれからです。

今までの日本の教育は“教科縦割り”が当たり前で、理科の授業だといえば理科、社会の授業であれば社会として授業が行われてきました。そのため、分野横断的かつ探究型学習を基本とするSTEAM教育を学校現場で実践していくには、学習プログラム・授業編成モデル・評価手法の不足や、探究・プロジェクト型学習を行う時間的余裕がないことなど、さまざまな課題もあると言われています。

STEAM教育では、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、 Arts(芸術・リベラルアーツ)、 Mathematics(数学)がそれぞれ独立しているわけではなく、分野横断的に、かつ探究的に学習する、もしくは創造的にアイディアを出していくことにSTEAM教育の価値があります。STEAM教育の概念がわかっても、実際の教育現場でどう教えていくのか、この部分が課題となっているのが今の学校現場の実情かと思います。

小学校の学習指導要領では、算数の教科書にプログラミング的思考の概念が取り上げられていたり、音楽の授業の中でコードをかき、演奏したい音楽をプログラミングしたり、といった内容が事例として推奨されています。

日本国内でSTEAM教育の型が広まり、本当の意味で浸透していくのは、まだまだ先になりそうですね。

zunŌwの想い


ここまでまとめてきたように、日本国内におけるSTEAM教育の「型」はまだ定まっていません。そこで私たちzunŌwが、まずは日本におけるSTEAM教育のスタンダードを創っていこうという想いで、STEAM教育を取り入れた授業を行っています。

zunŌwでは、子どもたちの知的好奇心や探究心に火をつける、さまざまなプログラムを用意しています。子どもたちが抱く「なぜ?」「もっと知りたい!」「こんなモノをつくってみたい!」といった疑問や興味関心に対して、探究し創造していくための“武器”として、STEAMを使ってほしいと私たちは考えています。

zunŌwでは、子どもたちがのびのびと知的好奇心を育みながら、探究・創造していける場をつくっています。zunŌwでのSTEAM教育を体験してみたい!という方は、ぜひ一度教室までお越しになってください✨

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