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【中学編】私立中学 7校合同 塾対象説明会レポート 2026年3月

私立中学・高等学校 7校合同の塾対象説明会に参加してきました。
この記事では「中学編」として、各中学校の入試状況や志願者の動き、学校の特徴などをまとめます。

今年の中学入試を全体で見たときの印象としては、

  • 上位校を中心に、都内(特に常磐線沿線)からの受験生が増加している
  • コロナが落ち着き、都県をまたいだ受験が戻ってきた
  • 共学で、かつ「都心からの下り電車で通える千葉の私立中学」が選ばれやすい

といった傾向が見られました。

ここからは学校別に紹介していきます。

芝浦工業大学柏中学校

・算数が合否を分ける、理系志向の人気校

芝浦工業大学柏中学校では、4教科入試の志願者数が増加しました。一方で、英語を含む5教科入試の志願者は減少しています。

5教科入試の英語が、英検3級レベルから2級レベルへと難易度が高いこともあり、「ここまでの英語力は厳しい」と感じた受験生が一定数いたと考えられます。

受験者平均点と合格者平均点を比べると、特に算数に大きな差が出ているとのことでした。近隣の難関中学も同様に算数の難度が高く、このエリアでは「算数が合否を決める」傾向が強いと感じます。

併願校として多いのは、市川中学校、東邦大学付属東邦中学校、渋谷教育学園幕張中学校など、いわゆる千葉御三家です。このラインを目指すご家庭にとって、自然に選択肢に入ってくる学校という位置づけだと思います。

中高一貫としての実績としては、芝浦工業大学への内部進学が39名(全体の約1割)、国立大学の医学部医学科に5名の合格が判明しており、理系志向のご家庭には非常に魅力的な進学実績になっています。

西武台千葉中学校

志願者は横ばい、兄弟生も多い地域密着校

西武台千葉中学校の志願者数は、今年はほぼ横ばいとのことでした。入学予定者は約40名で、大きすぎず小さすぎず、目の届きやすい規模感です。

第1回入試を「柏の葉」で実施したことで、

  • 都内からの受験生は若干増加
  • 埼玉県からの受検者は減少

という地域別の変化が見られました。
また、兄弟生の受験が多いという話もあり、地元にある程度根づいている学校だと感じました。

専修大学松戸中学校

県外比率が高く、東京東部からの併願が目立つ

専修大学松戸中学校は、今年の志願者数は若干減少したものの、依然として広いエリアから受験生を集めています。

第1回入試の志願者のうち、

  • 都内が57%
  • 神奈川が5.6%

となっており、6割以上が県外からの受験です。
特に葛飾区や足立区など、東京東部からの受験生が多く、都内の私立中学との併願パターンが目立つとのことでした。共学校である点も、選ばれやすい理由の1つと考えられます。

第3回入試では「国語・算数・面接」という新しい入試方式を導入しましたが、合格者は1名のみにとどまっています。かなり絞った運用になっているようです。

二松学舎大学附属柏中学校

常磐線沿線からの受験者が多い

二松学舎大学附属柏中学校では、第一志望入試が作文から国語に変更されました。

  • 志願者数は昨年対比101%
  • 合格者数は昨年対比99%

と、ほぼ前年並みの水準となっています。

志願者の居住地を見ると、

1位 柏市
2位 足立区
3位 葛飾区

という順で、常磐線沿線の都内エリアからの受験生が目立ちます。
併願校としては、流通経済大学付属柏中学校や足立学園中学校との組み合わせが多いようです。

流通経済大学付属柏中学校

非認知能力と体験教育で人気上昇中

流通経済大学付属柏中学校は、「非認知能力の向上」や「体験教育」に力を入れている学校として紹介されました。開校4年目とまだ若い学校ですが、入試倍率は年々上昇傾向にあります。

  • 千葉県外からの受検者が約4割
  • 柏の葉キャンパス駅からのスクールバス利用が増え、つくばエクスプレス沿線(埼玉・都内)からの受験者が増加

といった特徴が見られました。

入試では、児童5〜6名に先生2名という一般的な集団面接が行われます。中高一貫の生徒は、高校からの入学者とはクラスが別になりますが、特進クラスのカリキュラム構成とほぼ同等とのことでした。

麗澤中学校

1コース制と英検加点の拡充で、ここ十数年で最高の志願者数

麗澤中学校は、今年から全3回入試すべてでコース分けを廃止し、AEプラスの1コース制に統一されました。

受験基準が分かりやすくなったこともあり、

  • 第1回入試の志願者数は、ここ十数年で最高レベル

になっています。
また、英検の加点制度も拡充され、英語に力を入れてきた小学生には受けやすい入試設計になっています。

受験生の地域は、

  • 千葉県が58%
  • 都内が31%

となっており、市川方面からの受験生が増加しているという話もありました。

光英VERITAS中学校

金融教育と算数1教科入試が特徴

光英VERITAS中学校は、金融教育に力を入れている点が大きな特徴です。

入試については、

  • 昨年度導入した探究入試を1年で廃止
  • 代わりに、算数1教科入試を導入

この算数入試では、

  • 志願者 131名
  • 受験者 98名

と、多くの受験生を集めました。
一方で、その分ほかの方式の入試の志願者は減少しており、算数入試に人気が集中した形になっています。

算数入試の難度は基礎〜標準レベルで、平均点は75点と高めでした。しっかりと基礎が身についていれば、得点しやすい内容だったと言えそうです。

中学全体のまとめ

今回の7校の話を踏まえると、中学入試全体としては、

  • 上位校を中心に、都内からの受験生が増えている
  • コロナ後、都県をまたぐ受験が戻りつつある
  • 共学校で、都内から下り電車で通いやすい千葉の学校に人気が集まりやすい

という流れが見えてきました。

特に、常磐線・つくばエクスプレス沿線のご家庭にとって、千葉の私立中学は選択肢としてますます現実的になっていると感じます。

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