2023.07.19
【こどもの廃材アート・ワークショップ】“おわり”を“はじまり”に変えよう!in 北柏
7月11日に、世界で活躍するアーティストのマルティン・チュルバ氏とzunŌwがタッグを組んで、待望のアートイベントを開催しました。
マルティンは、南米からファッション業界に影響を与え続けてきたテキスタイルアーティスト✨
子どもの頃から何でも材料にして作品を生みだしていたそうです💭
時には家のカーテンがすべてなくなったこともあったんだとか・・・
そんな方とタッグを組んだイベントは、STEAMの「A」で提供したいと思っていたアートの本質である「気づく、疑う、壊す、生み出す」に触れることのできる大変有意義な時間となりました。どんな時間になったのかさっそく見ていきましょう👀
①日常って、どんな形でどんな色?
みんなが集めてくれた材料!
すべて、みんながいらないと思い“ゴミ”として捨ててしまったものです。
「しかし、これは本当に“ゴミ”なのでしょうか?」
「この中から、おもしろいなと思うものを見つけて魔法をかけていきますよ」
マルティンの言葉から、子どもたちは材料を触ったり、匂いを嗅いでみたり、“ゴミ”と向き合いはじめました。
➁“ゴミ”を自分のお気に入りに
自分のお気に入りをみつけると、切ったりつぶしたり、色を塗ったり、自分が感じたように手を加えていきます。
子どもたちは何かに気づき始めると、夢中になって加工の手がどんどん進んでいきました。
ご参加いただいた保護者の方まで、目を輝かせながら一緒に楽しんでくださっている様子がとても印象的でした!
③マルティンがかける「魔法」
みんなが加工を加えた“ゴミ”にお洋服のプリントプレス機を使って、熱と圧力を加えて潰していきながら色箔をゴミに転写していきます。
すると・・・“ゴミ”は形が変わり、「キラキラ」が重なり、新たな「表情」をした「新たなもの」に生まれ変わりました。
想像を超える「何か」に仕上がったものを見て、マルティンは「すごい〜!僕が欲しいよー!」と大興奮!
作った子どもたちも「素敵〜!」と笑顔✨サポートしていた保護者も「素敵〜」と笑顔になりました👀
アートの本質である「気づく、疑う、壊す、生み出す」を体験することができました。
マルティンから子どもたちへメッセージが送られました。
マルティンからのメッセージ
今日、皆が持ってきてくれたゴミ。顔をしかめて「いらなーい」と捨ててしまっていたものを、皆が見方を変えてイマジネーションの魔法をかけたことで、僕が目を輝かせて欲しくなってしまうものに変わりました!
僕だけじゃないよね!みんなも、パパもママも、「素敵〜!」って笑顔になったよね。この感覚、忘れないでね。
ゴミは、私たち地球上の全ての人が「責任」を有するものだよ。
そのゴミを、人が顔をしかめて「いらない〜」と言われるものにするか、誰もを笑顔で「ほし〜!」と言わせてしまうものにするかは、みんな次第。
地球の資源(ゴミ)の未来は、全ては皆の想像力にかかってます。
この感覚を持ち物事を見ていくことが、これからとてもとても重要な時代に入ります。
どうか、今日のこの気持ちを持って世界を見続けてください。
同じものを見ているのに、アートの本質である「気づく、疑う、壊す、生み出す」を加えることで反応が180度変わったことの体感。
この変化こそが、本ワークショップの1番のメッセージです。
イベント参加者の感想
今回のイベント終了後、イベントに参加いただいた方からたくさん嬉しいお言葉をいただきました。
「日本人は堅苦しいね。アーティストは大胆なんだね」
と、感じたことを率直に教えてくれたお子様。
「このような貴重なアートイベントで保護者も一緒に参加して3,000円は安いですよね。都内だと10,000円くらいします・・・」
「ゴミが素敵なアートになる様子に感動しました!」
と保護者の方からも感想をいただきました。
ご記入いただいたアンケートでも、全員の方が満点の満足度をつけてくださるほど、非常に充実度の高いイベントになりました!!
zunŌwからお知らせ
なんと、今回開催した「こどもの廃材アート・ワークショップ」が、7月29日我孫子でもう一度開催されることになりました👏✨
「国際交流×アート」の貴重なイベントが、日本で行われる最後のチャンス!
皆さんのご参加をお待ちしております!