blog

【出張レポート】光の実験&おえかきプログラミング

【出張レポート】光の実験&おえかきプログラミング | サイエンス

このたび、酒井根地区青少年健全育成推進協議会のみなさまにお声がけをいただき、酒井根近隣センターにて出張教室を実施してまいりました。2回目の授業でした。

今回のテーマは「プログラミング&サイエンス」。

頭を使って考える時間と、実際に手を動かしてつくる時間、その両方をぎゅっと詰め込んだ、盛りだくさんの一日となりました。

地域のみなさまが子どもたちのためにこうした学びの場を用意してくださること、そしてその場に呼んでいただけることを、私たちはいつもとてもありがたく思っています。会場の準備から当日の運営まで、協議会のみなさまに支えていただいたおかげで、参加者のみなさんが安心して活動に集中できる環境が整っていました。

第一部:おえかきプログラミング

まず最初に取り組んだのは、「そもそもプログラミングって何だろう?」という問いかけです。
プログラミングと聞くと、パソコンの画面にずらっと並んだ英語や記号を思い浮かべる方が多いかもしれません。
けれど、その本質はもっとシンプルで、「コンピュータにやってほしいことを、正確に伝えること」なんですよね。

コンピュータは、人間のように空気を読んだり、言われていないことを察したりしてはくれません。
「だいたいこんな感じで」は通じないのです。
だからこそ、順番を考えて、抜けや漏れがないように、はっきりと伝える必要がある。
この「伝え方」の練習として体験してもらったのが、「おえかきプログラミング」でした。

ルールはとても簡単です。お題となる絵をこっそり見た人が、それを言葉の指示だけで相手に描いてもらう。
指を差してはいけません。身振り手振りもナシ。
「もっとこう、ぐにゃっと」といった曖昧な表現では、なかなか思ったとおりには伝わりません。

いざ始まってみると、会場のあちこちで真剣な声が飛び交いはじめました。
「まんなかに大きい丸をかいて」「その丸の、右上のほうに小さい三角をふたつ」「三角の下に……えーっと、点をふたつ!」。
伝える側も描く側も、必死です。

そして出来上がった絵をお題と見比べる瞬間が、いちばんの盛り上がりどころ。
「ぜんぜん違う!」と笑い声が起きたり、「今の説明じゃ分からないよー!」とツッコミが飛んだり。
逆に、ぴったり同じ絵ができあがって「すごい!」と歓声があがる場面もありました。

親子で挑戦するペア、お友達同士で組んだペア、兄弟で真剣勝負をするペア。
それぞれの組み合わせで、それぞれの盛り上がり方があったのが印象的でした。
何度か繰り返すうちに、みなさんの指示がどんどん上手になっていくのも面白いところです。
「上のほう」ではなく「紙の上から三分の一くらいのところ」、「大きい丸」ではなく「手のひらくらいの大きさの丸」。
具体的な言葉を選べるようになっていく変化が、目に見えて分かりました。

なぜ今、「指示する力」なのか

この体験を通してお伝えしたかったのは、これからの時代のプログラミングについてです。

AIの進化によって、プログラムのコードそのものはAIが書いてくれる場面が、今後どんどん増えていきます。
実際に、簡単なアプリくらいなら、やりたいことを言葉で伝えるだけで形にできるようになってきました。

では、人間の役割はなくなってしまうのでしょうか。私たちはそうは思いません。
むしろ大切になるのは、「何を、どうつくってほしいのか」を考え、相手に伝わる言葉にする力です。
どんなに優秀なAIでも、こちらの考えが曖昧なままでは、期待どおりのものは返ってきません。
頭の中にあるイメージを整理して、順序立てて、誤解のないように伝える。
これはまさに、おえかきプログラミングでやっていたことそのものなんです。

そしてこの力は、プログラミングの場面だけで役に立つものではありません。
学校で自分の考えを発表するとき、友達と何かを一緒につくるとき、家族に自分の気持ちを伝えるとき。
あらゆる場面で生きてくる、一生ものの力だと思っています。
難しい機械を使わなくても、紙と鉛筆と、伝えたい相手さえいれば練習できる。
そこがこのアクティビティのいいところです。

第二部:光の実験室

後半は、がらりと雰囲気を変えて科学の時間です。テーマは「光」。

普段あたりまえに存在していて、あまり意識することのない光ですが、いざ「光ってなんだろう?」と問われると、答えるのはなかなか難しいものです。まずはそんなところから、みんなで一緒に考えていきました。

オリジナルブレスレットづくり

光について学んだあとは、いよいよお待ちかねの工作タイム。
光の性質を活かしたオリジナルブレスレットづくりに挑戦しました。

好きな色を選んで、順番を考えて、一つずつ組み立てていきます。
カラフルに仕上げる子、同じ色でそろえる子、規則正しく並べる子。
同じ材料を使っているのに、出来上がるものはみんなバラバラで、それぞれの個性がしっかり出ていました。
細かい作業に苦戦しながらも、最後まで粘り強く取り組む姿があちこちで見られました。

完成したブレスレットを腕につけて、さっそく光に当てて確かめてみる。
学んだ知識が目の前で本当に起こる瞬間の、あの「おおっ!」という表情は、何度見てもいいものです。
友達同士で見せ合ったり、おうちの方に自慢したり。世界にひとつだけの作品を手にして、みなさんとても嬉しそうでした。

おわりに

考えること、伝えること、そして手を動かして確かめること。
今回の教室には、その三つがすべて詰まっていました。

プログラミングも科学も、机の上だけの勉強ではありません。
「なんでだろう?」と思う気持ちと、「やってみたい!」という気持ちがあれば、どこからでも始められます。
今回の体験が、参加してくれたみなさんの中に小さな種として残って、いつかどこかで芽を出してくれたら、こんなに嬉しいことはありません。

短い時間ではありましたが、参加してくださったみなさんの目がキラキラと輝いていたのが、私たちにとってなによりの収穫でした。おうちに帰ってから「今日こんなことをやったよ」と話してくれていたら幸いです。

このような貴重な機会をくださった酒井根地区青少年健全育成推進協議会のみなさま、当日ご参加くださったみなさま、本当にありがとうございました。またどこかでお会いできる日を、心より楽しみにしております。

無料体験実施中

各プログラムで無料体験を実施しています。

北柏校 04-7136-7770
流山おおたかの森校 04-7137-9180

お電話受付時間

月〜金 14:00〜21:30 /
土 14:00〜20:00