2025.06.17
【第1回】はじめてのブルネイ。人のやさしさと教育への熱意に触れて

zunŌwの責任者、平野です。
今日から数回にわたり、ブルネイおよびマレーシア滞在のレポートをお届けします。第1回は「ブルネイ編」です。
はじめて訪れたブルネイ・ダルサラーム。
その第一印象は、「人が本当にやさしい国」。どこへ行っても笑顔で迎えてくださるあたたかさ、丁寧な対応、そして教育に向ける真剣なまなざし――。短い滞在の中で、私はその文化と人々に心から魅了されました。
訪問初日は、ブルネイ・ダルサラーム大学(UBD)へ。
教育分野に関する国際カンファレンス「ICCPA」に参加し、世界中の教育関係者と交流を深めました。特に印象的だったのは、香港大学の教授による「生成AI(GENAI)」についてのプレゼンテーション。AIが教育の現場にもたらす影響や可能性について、非常に実践的で未来志向の内容に、大きな刺激を受けました。

私自身も登壇の機会をいただき、zunŌwでのSTEAM教育の実践事例を紹介。
多くの方が関心を持って参加してくださり、プレゼン後には現地の先生方や大学院生から質問が次々に寄せられました。STEAM教育に対する関心の高さを、肌で感じることができました。
特に嬉しかったのは、登壇の場で出会った大学院生と、メールでのやり取りがスタートしたこと。会議の一場面にとどまらず、国を越えて教育について語り合い、情報交換を続けられていることに、国際交流の本当の意義を感じています。
翌日は、日本大使館を訪問。
ブルネイと日本の教育・文化交流について、意見交換の機会をいただきました。zunŌwの活動や、民間教育の立場からできることをお話ししたところ、温かい応援の言葉をいただき、大きな励みになりました。
今回の訪問を通して、教育の持つ力と、それを支える“人の温かさ”の大切さを改めて感じました。
次回は、ブルネイ滞在中に出会った学校関係者との交流や、現地の教育現場について詳しくご紹介します。どうぞお楽しみに。