2025.09.01
【イベントレポート】高校生が伝える「木育」―流山でつながる自然と子どもの学び
夏休みの最後の日。zunŌw流山おおたかの森校では 「木育イベント」 をサポートしました。
このイベントは、流山市で生まれ育った高校生たちが、小学生に「木や自然の大切さ」を伝えることを目的に開催されたものです。企画は 株式会社森と市庭 さんが担当し、zunŌwも一緒に運営をサポートしました。
高校生によるプレゼンからスタート
イベントの冒頭は、高校生たちのプレゼンテーション。
流山市の移り変わりを自作の資料で紹介してくれました。特に「おおたかの森駅の20年前の光景」には、子どもたちだけでなく、引っ越してきた保護者の方々も驚きの声をあげていました。地元に暮らす高校生だからこそ伝えられるリアルな視点に、会場が引き込まれていきました。

木育のお話 ― 東京・森と市庭の佐藤さん
続いて登場したのは、株式会社東京・森と市庭の さとちゃん(佐藤さん)。
「木を切ることは自然破壊ではなく、森を育てるために必要なこと」や「森を守ることで野生動物や人々の暮らしが豊かになること」について、分かりやすくお話しいただきました。さらに、「私たちの身の回りは自然であふれている」という視点を子どもたちに届けてくださいました。

ワークショップ体験
ここからは、子どもたちが思い切り体験できるワークショップタイムです。
① かんなくずプール
ひのきのかんなくずを集めた大きなプールに飛び込んで遊びました。
最初は恐る恐る触っていた子どもたちも、だんだん大胆に。最後はかくれんぼを始めるほど盛り上がりました。木の香りに包まれながら楽しむ、非日常の遊び場になりました。

② 端材で工作
さまざまな形の端材を自由に組み合わせて工作しました。
電車を作る子、ロケットを作る子、家を表現する子など、思い思いの作品が次々と誕生。最初は「自由に作る」ことに戸惑う子もいましたが、周りの楽しそうな姿に触発されて、どんどん個性あふれる作品が生まれました。


③ 丸太切り体験
実際の丸太をのこぎりで切る体験にも挑戦!
「のこぎりは引くときに切れる」「平行でないと力が入らない」などのポイントを教わりながら、真剣な表情で木を切り進めました。切り落とした木には穴を開けて、自作の木のネックレスを完成。自然の香り漂う世界にひとつだけの作品ができあがりました。

おわりに
今回の木育イベントは、「高校生が地元の子どもたちに自然の大切さを伝える」 というユニークな取り組みでした。
参加した子どもたちは、体験を通じて自然をもっと身近に感じることができたはずです。そして、高校生にとっても「伝えることの力」を学ぶ貴重な機会になりました。
zunŌwでは、これからも地域と子どもたちをつなげる活動をサポートしていきます。